折込チラシのコツは?(巻頭特集)
ここでは、折込チラシのデザイン面というより、基本的な戦略としてご提案します。
まずは、商圏でなじみの店であり、日用品など買い回りの多いお店を想定してイメージしてみましょう。
ここでは、お客さまはお店のことをよく知っている、という前提に立つことが重要です。
そして、お店の工夫や努力や戦略がお客さまによく伝わる折込チラシづくりが大切です。
折込チラシの商品は手に取れません。だから、売り場まで足を運ばせる力がなければなりません。
目玉商品として打ち出すには、食品なら、きょうは、契約している産地の広島の牡蠣が大量入荷など、それなりの理由が要ります。
また、折込チラシに掲載される商品も、特性のコメントやセールストークを添えるだけで、情報性が高まるので、商品写真の存在感や価格のお得感がグンと引き立てられます。
産地、生産者、素材、品質などの内容も、お客さまはむしろ、知ることを待っているのです。
もともと自然指向、健康指向、オーガニックや国内産などの本物指向のある時代に、食品メーカーなど企業の不祥事があちこちで露見される現代においては、生活者は本物の、安心できる商品を折込チラシを求めているからです。
価格だけではありません。だから、不安な時代を背景に、安いだけでは勝負できません。お客さまは安い理由を探しているからです。安いけど品質もいい、と納得できる強味があれば別です。
お客さまは、魚はどこのお店が安くて新鮮か、野菜はどこのお店が安くて量も多いか、などをよく知っています。
お店の強味、弱みから、さらにお客さまに喜ばれる店になりたい、とアピールする折込チラシの戦略はお客さまにはよくわかるものです。
たまには、いつもより少々「高い」理由、という折込チラシがあってもいいではないですか。
店主やマーチャンダイザーの顔が見える折込チラシとは?
お店の人が登場すればよい、といっているのではなく、お客さまにいつも喜ばれるものを提供している、新しいことを提案している、という経営戦略があれば正直に折込チラシにも反映されるものです。
お客さまの行動としては、ものを買うわけですが、生活者のライフスタイルが向上することに役立つ企画がある、折込チラシであることが大事です。
少しずつお店が良くなっていく変化を、お客さまが感じて、期待感を高めていくことです。
お客さまとお店の関係を反映する折込チラシ・・・。
お客さまのニーズや要望や不満や苦情を、敏感に、よく汲み取っていることが大事です。
お客さまのニーズに応えた品揃え、オリジナル商品、企画やセールなどに反映することは、当然売上げを促進するはずですし、お店がお客さまの声を大切にしている、というお店とお客さまの関係を良くしていくイメージのおまけ付きです。
お客さまの要望を実現!シリーズがあってもいいですね。
要は、折込チラシのコツは、チラシのデザインといっしょに、お客さまに喜ばれるお店づくりを考えて実行することから始めます。
折込チラシづくりがお店の繁栄のきっかけになれば、素晴らしいことです。
